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【考察・ネタバレ】『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末、結局マリの目的は何だったのか

シン・エヴァンゲリオン劇場版を見て、結局「真希波・マリ・イラストリアス」は何者なのかイスカリオテのマリアとは一体何なのか?マリは何をしたかったのか?最後はどうなったのかを自分なりに考察してみました。

※この記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

結局マリの目的は何だったのか

一言でまとめるならばマリは「新しい未来に進む為のトリガー」「シンジ君を助ける」だったのではと思います。

「エヴァンゲリオン劇場版・破」に初登場し、「エヴァンゲリオン劇場版・Q」でも登場しましたが、結局「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でもマリの過去やエピソードについては殆どわからないままでした。

漫画版では、マリはイギリス留学生でユイが大好きで恋人関係でしたがそれ以外正直わかりませんでした。
しかし、今思うにマリという存在はその人の詳細プロフィールとは関係なしにその存在自体が、エヴァを新たなステージに持っていくキャラクターだったのだと思います。

こうなると「マリって結局何がしたかったんだ?」とお想いになると思いますが、それは全く関係なくただ「真希波・マリ・イラストリアス」という存在自体が鍵となっていたのだと思います。

人類補完計画が始まり、魂の補完が始まっている中でシンジは「エヴァがない世界」を望みます。
なぜシンジが「エヴァのない世界」選んだのか、それはエヴァと言う物語のループから抜け出し、新たな可能性に歩みを進めようと言った製作者側の意図が込められているのかもしれません。

今までの流れを打破する役割としての重要人物がマリだったのだと思います。マリがいない旧劇場版の世界では、他人の存在を肯定したシンジと、他人との同化を拒絶したアスカが人類補完計画で生き残りました。

今回は、シンジが他人の存在を肯定しながらも、他者を拒絶していたアスカの存在を認め「好きだったよ」とシンジは言葉で伝える事ができる様になりました。こうしてアスカは他者を受け入れる事ができ、魂と同化しました。そしてシンジは好きだったアスカから卒業します。

最後に残ったのはシンジ君。このまま人類補完が達成されてしまうのかと思いきや、マリがシンジを迎えにきます。このマリという存在がエヴァを新しい世界へと進める鍵となったのです。

なんでシンジとマリがくっついたのか


アスカも意外だったのですが、正直シンジとアスカがくっつくと思っていました。しかし、お互い認められたい願望があったため、たとえ14年経って冷めてしまったといえどなかなか難しい関係だったのではないでしょうか。

それをシンジとアスカは理解する事ができたので「好きだったよ」という事ができたのだろうと思います。

しかしシンジとマリは劇中では、殆ど顔見知りくらいの間柄でした、シンジ君がマリの名前を知ったのはシンエヴァの終盤でした。

おそらく、背後にユイの存在があるからだと思います。ユイが大好きだった(というより恋人だった)故にシンジに大好きだったユイの面影や存在を投影していたのではないかなと思います。

「世界がどうなろうと君を絶対助けに行くからね」的なセリフを散々いっていましたし、好きというよりは守るべきかけがえのない存在(わんこくん)がシンジでありユイだったのではないかと考えられます。

マリの正体

イスカリオテのマリア

ちなみになんで最後にマリがシンジを迎えにきたのか。それはマリがイスカリオテのマリアということが理由だと考えられます。

冬月先生がLCLになる前に、マリのことをイスカリオテのマリアと読んでいました。これは一体なんなのか?

イスカリオテとは

イスカリオテというのは、「(イスラエル付近の)地名の人」という考え方が一般的で、新約聖書ではイスカリオテのユダという使徒を指します。

ユダは裏切り者としての代名詞を持っておりユダ=裏切りという考えができるのだと思われます。
ではイスカリオテ=裏切りと置き換える事ができるかといえば、正直違うと思います。

理由は、イスカリオテというのは「よその人」という意味があるからです、キリストの弟子(使徒)たちはユダ以外同じ村の出身です。
つまり、ユダだけ別の地方からきた人と捉える事ができます。

ここでマリに置き換えてみましょう。マリはイギリスの留学生でした。京都の大学のゲンドウ、ユイ、冬月たちにとってはマリは日本生まれでない人ということになります。
よってイスカリオテというのは、おそらく日本以外の国の人を指すのだと思います。

なぜマリアなのか?

新約聖書ではマリアは、複数人登場します。
キリストの母マリア、マグダラのマリア、ベタニアのマリアetc
中でもマグダラマリアとベタニアマリアは同一人物とされています。正直同じ扱いとして間げえても遜色ないのですが、マリは極東支部(ベタニアベース)で仮設5号機に乗っていたので、ベタニアのマリアと言うことにします。

ベタニアのマリアは、キリストの埋葬と復活に立ち会いました。

マグダラのマリアについて四福音書がはっきり語っているのは、イエスによって七つの悪霊を追い出されたこと、磔にされたイエスを遠くから見守り、その埋葬を見届けたこと、そしてイエスの復活に最初に立ち会い...

引用:wikipedia

人類補完中に肉体から魂が抜け、巨大なレイ(魂の方舟)に統一されました。この過程が、キリストの埋葬(シンジ君の魂の補完)だとすると、マリがシンジを迎えにきたのがキリストの復活に該当するのではないでしょうか。

シンジをキリストとするとユイはシンジの母マリアでベタニアのマリアはマリだったのではないかと思われます。

まとめるとイスカリオテのマリア=日本以外の出身の人のベタニアのマリア=イギリスのマリだったのでは?と考えられるのではないでしょうか。

このまま本当にエヴァは終わってしまうのか

シン・エヴァンゲリオン劇場版を公開するまで、幾度となく公開延期がされていきました。さらにさまざまな商品や企業とタイアップしたイベントコラボも非常に積極的でした。こういった点では、製作者側はエヴァブランドを売り込むための長期戦略を見据えていると考えられます。

さらに破からQにかけての14年間、旧劇場版終了からの新劇場版放映、未回収の伏線。正直、まだまだストーリーは追加されていくと思います。ただし、公式としては完結なので、前日譚あるいは全く別の世界のエヴァっぽい何かとして続いていくのではないかと考えています。

ともあれマリはエヴァという世界観から卒業し、新しい未来を歩もう!とシンジの手を引いてくれたのだと思います。

最後のシーンは駅から出るシーンで終幕となったのですが、これは終わりではなく希望を持った新たな旅立ちであることを彷彿とさせます。
今回は今までの劇場版とは違いハッピーエンドを迎えられたのだなと思いました。

画像引用: ゲーム攻略wiki, ©︎khara,inc, ファミ通
参考文献: wikipedia

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