大学1年からコーヒー(ブラック)の美味しさに気が付き、ほぼ毎日飲んでいたのですがつい2週間ほど前から今まで全く気にしていなかった歯の着色(ステイン)が気になるようになりコーヒーを絶っていました。
しかし、コーヒーの依存症になったいたらしくコーヒーを辞めてから和らぐまでの1週間。頭痛、その他で悶絶する日々を送ったのでその壮絶さをまとめました。
私のようにコーヒー大好きで常飲している方にぜひカフェイン禁断症状の原因と対処法、その恐ろしさをお伝えしたいと思います。
以前の私
コーヒーの美味しさにはまり、ほぼ毎日3杯飲んでいました。様々な豆のコーヒーを飲み比べる間に、焙煎時間が長い豆が一番香り豊かで美味しいことに気が付き、ほぼ毎日濃いブラックコーヒーを飲んでいました。
なぜやめようと思ったのか
歯科検診でステイン除去しても完全には除去できなかった為
親知らずが、変な生え方をしたのか激痛で耐えきれずに歯科検診を予約しました。検査の最初に歯の検診を受けたのですがどうやら着色が酷いようで、研磨剤で落としてもらいました。
以前であればプラークなどはほとんど綺麗に磨く事ができるのですが、今回は違いました。
検診後、自宅で歯を見ると
「え...割と落ちてない!」
一番気になっていた下前歯の表面は綺麗になっていたのですが、歯の隙間や噛み合わせ側の隙間はどうしても落としきれなかったらしく、焦げ茶色のステインがこびり付いていました。
さらに家に帰り何度も歯磨きしましたが、落ちませんでした。
コーヒーを飲まないと集中する事ができなくなってしまったから
コーヒーを飲むと確かに集中力ややる気が向上しますし、そのおかげで今までブログを書く事ができています。
しかし、コーヒーは嗜好品であるので飲まなかったからと言って死ぬわけではありませんが完全に飲まないと何もやる気が起きず休みの日は一日中ボーっとしてしまいます。
これを避けるために今まで飲んできましたが、これでは完全にコーヒーに囚われた生活ですし、何よりコーヒー代もかかります。
独立するために生活レベルをできるだけ下げ、固定費を落としたかった私はコーヒー代も浮かせようと考えました。コーヒーの呪縛から逃れるためのコーヒー断ちです。
以前より感情の起伏が激しくなったから
コーヒーが原因かは定かではありませんが、今まで気にならなかったことも気になり始め癪に障るようになりました。
以前の私はこんなことではイライラせず、常にブログや副業のことを考えていましたがそれもおぼつかなくなりました。
つい先月まで、ストレスで何もやる気がせず1ヶ月ブログをお休みするくらいです。
ちょっとしたことで、1ヶ月もパソコンにすら触れないのは流石に考えものです。
コーヒーを絶ってから起こったこと
とにかく頭痛が酷い
とにかく頭痛が酷かったです。色々と調べた結果、おそらく偏頭痛に近いものだとわかりました。
偏頭痛になった事がない私にとって、コーヒーをやめるとこんな地獄の苦しみを味わわなければいけないとは夢にも思っていませんでした。
仕事をやられている方でしたら、間違いなくコーヒー断ちした次の日からはできるだけ休みをとったほうがいいです。
4日間は、脈打つような激痛で何も考えられませんでした。特に体勢を変えたり、しゃがんだりするとジンジン、ガンガンと鈍痛が走り、思わず「うーっ!!」と歯を食いしばっていました。
イメージは、ドラゴンボールじゃない方の孫悟空の冠です。(伝われ!)
何もやる気が起きなくなる
コーヒーを飲まない時と同じく、何もやる気がなくなります。「今日も1日中寝て終わってしまった...」と罪悪感に苛まれました。
酷い頭痛と無気力のダブルパンチです。さらに何もやる気が起きないので、休みの日は常に眠いです。
吐き気
実際に吐いたわけではないですが、5日くらいは気持ち悪かったです。
全身の寒気
頭痛と全身の寒気から「実は風邪を引いているのでは?」と思ったほどです。ちなみに解熱鎮痛剤のイブプロフェンを飲み、一時的に寒気は引いたものの、頭痛だけは酷いままでした。
原因はカフェイン離脱症状
カフェインを摂取すると、血管収縮作用が働いて脳内の血管が縮小します。さらに日常的に摂取している人であれば脳内の血管収縮が常に発動しており突然カフェイン摂取を断つと、血管が一気に広がり周りの脳細胞が圧迫され痛み認識されます。
脈打つような強烈な頭痛が起こったのも、血管の脈動に関連しているからです。wikiでは数日で治るとありましたが、正直どのくらいカフェインを摂取して、どのくらい飲み続けていたかによります。私の場合は脈打つ頭痛が気にならなくなるまで1週間かかりました。
2週間目ではほとんど痛みはなくなりましたが、寝起き、食後、体勢を低くした際に若干うずきます。5年間ほぼ毎日コーヒー3杯は伊達ではなかったという事です。
・回復まで1週間以上かかる
・離脱症状が収まるまでかなりきつい
・中毒性も毒性もタバコよりは低く、軽視されがちだがとにかく頭痛が酷い
・毎回濃いブラックコーヒーを好んで飲んでいた
離脱症状を少しでも緩やかにするためには
カフェインを突然断ち切った私からすると、こんな無茶な真似はすべきではないと思います。突然断ち切ったからといっていたずらに頭痛がひどくなるばかりですし、吐き気も止まりません。
特に休みを取れない社会人の方であれば、離脱症状がとてつもないストレスになることは間違い無いので、少しずつ量を減らしていくべきだと思います。
昨日まで2杯飲んでいたのだとしたら、今日は1杯。1週間後もしくは2週間後にはその半分と徐々に減らして行けば少しでも症状は緩和できます。
タバコの禁煙と同じですね。突然やめるから死ぬほどきついのだと痛感しました。ちなみに私が、完全にコーヒー断ちを決めた理由は「ステインを消し去りたい!」からです。まさかこんなに厄介なものとは今まで思ってもいませんでした。
たまに飲む分には良い
習慣的に飲むとカフェインなしでは何もできない体になってしまいます。
嫌いになった訳ではないがコーヒーは習慣的に飲むものではないという事を身をもって痛感しました。たまに飲むから美味しいのです。
カナダでは、カフェインを400mg以上(カップ2杯ちょっと)摂取しないよう呼びかけているくらいです。カフェインの量は、コーヒーの淹れ方や豆の焙煎度にも左右されます。
コーヒーの抽出に時間をかけるドリップであったり、浅めに焙煎したものほどカフェインがより多く含まれます。カフェインは熱に弱いので、長く焙煎した豆で、抽出時間の短いエスプレッソを使うとよりカフェインを抑える事ができます。
今回は以上です。何事も過ぎたるは及ばざるが如しですね。いい経験になりました。
参考
コーヒーの焙煎度合いとカフェインの関係: https://atsumi-coffee.com/2015/11/19/716/
wikipedia: カフェイン、カフェイン中毒
ハートクリニック: https://www.e-heartclinic.com/kokoro-info/special/mental_7.html
Holly's Cafe: https://hollys-corp.jp/about_coffee/202005251048/
BAZAAR: 10日間コーヒーをやめてみた、私の体に実際に起こったこと