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ウチカビとは?調べてみたら価値が凄かった!

コンビニで男性がウチカビというあの世のお金を使用したとして、逮捕された事件があったのですが、どうもカビ類の一種とは全く関係無く、亡くなった人があの世で使うお金のことを言うらしいのですが、ちょっと気になったので詳しく調べてみました。

ウチカビとは

漢字では打紙と書き、沖縄で先祖があの世でお金に苦労しないように備えるあの世のお金のことです。わらで作った紙に銭形文様をつけたものが一般的です。

一般的なウチカビ

しかし、最近は様々な種類が存在するらしく「古琉球金箔打ち紙」「琉球冥界銀行」「新打ち紙古琉球」と様々なデザインのウチカビが販売されています。

今回、コンビニでタバコを買った男性は左下の琉球冥界銀行券を使ったのでしょう(ウチカビってプリントされてるやんw)

上: 古琉球金箔打ち紙 左下: 琉球冥界銀行 右下: 古琉球金箔打ち紙
引用元: https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-788459.html

ちなみに私の地域では下の写真のような六文銭(ろくもんせん)が使われていましたが、これはあの世の川を渡るために必要なお金です。ウチカビは先祖があの世で生活するためのお金です。若干違いますね。

六文銭(ろくもんせん)

価値はどのくらい?

この世では、80〜100枚入りで数百円で買えますがあの世だと1枚数十万円が一般的らしいです。行事の規模にもよりますが一回の供養で大人は5枚、子供は3枚供えられるので、全国平均年収を目安に考えると。

先祖一人当たり一年間で300〜450万で1世代前の先祖を供養するとなると年間600〜900万

4人家族で大人2人、子供2人とすると

大人は1人あたり約180〜280万で子供は約112〜168万円になります。

この時のウチカビ1枚あたりの価値は、約36〜56万円になります。

しかし、これはあくまで先祖一人当たりの相場なので、10代前の先祖まで供養するとなればウチカビのあの世の価値は1024倍まで膨れ上がり、ウチカビ1枚あたりの価値も、約3億6864〜5億7344万円になります!!

つまり、ウチカビの価値は供養する先祖の代によって変わってくると言えます。

また、先祖の金遣いを考慮すれば無限大です。

まとめ

ウチカビは先祖があの世で使うお金だよ

ウチカビの価値は2020年の全国平均年収をベースに考えると4人家族が1世代だけ供養するなら1枚あたり約36〜56万円だよ

10世代供養すると価値は1024倍まで膨らむよ

参考文献: 「doda平均年収ランキング 最新版」「ウチカビ 2.0! 進化を続けるあの世のお金について」「wikipedia」

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