留年という挫折を経験して今では「自分を許す」「自分を大事にする事」「環境の大事さ」「挫折の大切さ」を理解する事ができたので、どういった経緯で絶望から立ち上がったのかをまとめました。
留年をかましてから、1年が経ちました。
「よっしゃ!バリバリ働いてやるぞ!」と就活を30社以上受けまくった後に、やはり自分で仕事を生み出したいと思ってきたりと、一般的な思考とは完全にズレまくってしまっていますが
今では「これが自分なんだ!」と思えるようになりましたし、留年を勧める訳では決してありませんが、挫折があって人間はより強く成長するのだと思いました。
留年した人には今が大きく成長するチャンスなのだという事
人生終了などでは全くないという事をはっきりと断言します。
授業環境に耐えられず、でも逃げられずに5単位しか取れずに留年確定
大学2年の前期、グループでwebアプリを作る演習がありました。
この授業はブラック単位と名高い、絶対にやめておくべき授業ナンバー1の単位でした。
結果から言うと、「2単位しかもらえないのに、時間外授業で1週間の8割を使う位ハイパーブラック」でした。
2週間に1度の進歩状況のレポートの提出があるのですが、前日はいつも徹夜で朝の授業は行けなかったと言う事があったりしました。
散々止めれられましたが、自分の限界に挑戦したいと思ったので迷いはありませんでした。
5人グループでwebアプリ開発をしたのですが、自分以外はいつもつるんでいるメンバーらしく、私だけ何をして良いのか、何をやっているのか分からない状況でした。
一応仕事を割り振られるのですが、何をやっているのか分からず、さらに遠回しにストレスの掃き溜めにされました。
「これはヤバイ!ヤバすぎるでしょ」
「明日からこの授業放棄しよう」
と思っていましたが、
こんな留年の危機に直面しているのにも関わらず、
「みんなに迷惑をかけてしまうし申し訳ない。」
「自分で受けようと決めた授業だし」
「この単位、アプリが完成しないと単位もらえないから抜ける訳にはいかない」
と自分の深刻な危機よりもグループのためを優先してしまい、なんとか頑張っていたものの授業の最後に
「いやーやっと終わったー、俺、頑張ったわー!」
「いや、お前なんかよりあいつの方が頑張ってたから」
これで、精神崩壊しました。
「ほとんどの単位捨ててこれか、、、」
自分はこの授業に耐えて、食らいついたら報われると無意識に期待していたのです。
でも、呆気なく裏切られました。
思い返せば、どちらを選んだにしても、罪悪感を背負う羽目になったとは思いますが、自分の信念を貫けたので後悔はしていません。(留年と馬鹿にされますがw)
本当に追い込まれた時に、私は「たとえ犠牲になろうとも自分が信じる信念を貫ける人なのだ」と思えるようになりました。
その時に、確固たる自分が形成されました。
それ以来「否定されたらどうしよう」とか「怒られたらどうしよう」など考えることは時間の無駄なのだと考えるようになりました。
「どんな事があろうと自分を信じて生きていく」
と言う考えができた反面
「誰にも期待しない、誰も最後は責任を取ってくれないし、誰も助けてなどくれない」
とも思うようになりました。
現実を見れるようになったのだと思います。
大切に思う人だったり、大切にしたい人もいますが今回の挫折で、そう言う人も最後の最後で裏切るんだと思って生きるようになりました。(嫌っている訳ではなく、人間の本質的に自分を守るのが当たり前なのでその分を可能性に入れているだけです。)
それが自分を守る方法なのだから、最後は自分しかいないし、世界で最も信頼できるのは自分です。
悪かった事
一般的な学生のレールから外れるので、何かと留年について聞かれる
「あいつダブってるから」と邪険に扱われる
周りからヤバイやつだと思われる
学年でそこそこ有名人になる
良かった事
価値観が変わった
アイデンティティが確立した
尊敬できる大切な人に出会う事ができた
今こうしてよかった事と悪かった事をまとめましたが、正直悪かったこともなんだかんだ良かったと思います。悪いことも自分にプラスにになるように思考を切り替える事ができるようになりました。
留年したことで、「どんな面白いやつなんだろう?」と興味津々で近づいてくる人も多くなり、しかもこの関係に利害関係など全くなく、以前のようにマウンティングし合う関係など全くないので非常に居心地の良い関係だと思いました。
こうして、私は他の人にはない留年という個性を手にしました。
今だから思うのですが、強烈な個性こそその他一般から差別化するための最強の武器なのだと思いました。
悪い個性もどう相手に売り込むかで、全く印象が変わります。
犯罪して捕まった理由が、連続殺人で捕まったのか、大切な人を守るために犯罪を犯してしまったのか結果は同じでも過程は天と地ほどの差があります。